英国在住。海外生活の光と影(笑)。めざせシンプル&スローライフ。自家製酵母パン。
by vida_lenta
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アガパンサスと風

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6/27のこと。

日本の実家の前に、立派なイングリッシュガーデンが出来てた。遊歩道も整ってて、大きな池沿いの良い散歩コース。

四十九日の法要終わった夕方、雨も上がってたのでずっと歩いていた。桔梗やアガパンサス、それに、地元をテーマにしたミニチュアのショウガーデンみたいなものまであった。人もほとんどいないし。

歩きながら、ふと、子供の頃好きだったさだまさしさんの「みるくは風になった」という歌を思いだしてた。偶然だけど、この人の歌には人の死をテーマにしたものが多い。お寺でお経をあげてもらっても、納骨が済んでも、姉がもういないなんてまだ信じられない。でこの歌を思い出して、そうだ、姉は風になったんだ、って思った。突然消えてしまったものだから余計にそんな風に思う。まだその辺にいるんじゃないかと思ったりする。

もうひとつ、最近流行った(といってももちろん日本にいないので良く知らない)、「千の風になって」という歌もあった。あれも、私は風になったんだという内容だったかと。しかも姉の名前の文字が入ってるよ。やっぱり、そうなんだ、風になったんだ。それに、このアガパンサスという花、たくさんのつぼみは小さい鞘みたいなのに入ってる。まるで、たくさんのものを人に分け与える姉みたい。アガパンサスを揺らす風、この光景は忘れることはないと思う。
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そう、この前日に姉のいたホスピスに行った時に看護師さんに言われた。私が、姉が死んだことを実感したい、姉がどんな最期だったのか知りたい、と言ったら、無理にそう思おうとするのではなく、今までのお姉さんとの楽しかったときのことを思っていた方がいいよ、と言われた。本当は風になったんだ、と思ったら、ふーっと、少し気が楽になる。
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by vida_lenta | 2015-07-01 08:21 | life
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